第3回 資金の準備 開業場所、社名はどうするか?(社労士編)

社会保険労務士法人とうかいの久野勝也と申します。
第3回は開業場所、社名についてです。

わたしは2011年にサラリーマンを辞めて社会保険労務士事務所を開業独立しました。
社名は”社会保険労務士法人とうかい”として、事務所は6坪ほどのところを借りてスタートしました。

まず社名ですが結論から言うと個人名はつけないほうが良いと思います。豊田自動車、本田技研のような大企業になってしまえば気にはなりませんが、中小企業が個人の名前をつけてしまうと外部から見ると同族会社、家族経営の会社だなと見られてしまいます。そうなると一番困るのは採用です。ただでさえ同族会社、家族経営の会社は出世しづらい、トップダウンでやりたいことをやらせてもらえないというイメージが強いのですが個人名を付けた社名はそれをアピールしているようなものです。そのような会社に就職したい人はいないでしょう。
そして個人名をつけないことには経営者もメリットがあります。会社を作り軌道に乗ってくると世の経営者の多くは、会社のお金で飲みに行ったり、ゴルフに行ったりと公私混同をするようになります。この原因は、経営者が会社は自分のものだという思いが強いからです。会社はあくまでも場であり、その会社を通じてビジョンやミッションを解決し、社員、お客様が幸せになるためのものです。会社名に個人名をいれないことは、会社は「公器の器」であるということを宣言し社会のため、世の中のためにやっていこうという宣言になります。結果、良い人が集まり、良い仕事が集まり事業も成長するのだと思います。
わたしは東海地区で一番の社労士事務所にしようと思い“とうかい”という事務所名にしました。結果として、成長意欲のある社員が入社してきますし、開業のころは“とうかい”だからきっと大人数でやっているのだろうと勘違いしたお客様が数社顧問になりました。(笑)。個人名をつけていたらそのようなことはなかったと思います。

また開業場所ですがわたしは自宅等で始めることは大反対です。社会保険労務士という仕事をしている人の多くが自宅開業している人が多いのが現状ですがわたしは絶対に事務所を借りてやるべきです。
一つは信頼の問題です。お客様から預かった書類、届く郵送物などが自宅に置いてあり、その自宅にいろいろな人が出入りしていたらどうでしょうか?そのような事務所に依頼する会社はいないと思います。そして、やはり採用の問題です。人の家で働きたいと思い就職するような人はいないでしょう。
わたしも実際に事務所を借りてスタートしましたが、多くの社労士事務所が自宅開業でしたのでそれだけで顧客から安心してもらえました。また、事務所があることでお客さんが相談に来てくれますので移動する時間、コストの削減にもなりました。今はコロナでリモートワークができるようになってきましたので、大きなオフィスを借りる必要はないかと思います。ただそれでも顧客からの信頼、採用を考えると自宅で会社をはじめるようなことは絶対にしてはいけないと思います。

久野勝也

katsuya hisano

社会保険労務士法人とうかい 代表

プロフィール

大学卒業後、大手百貨店に入社。入社当時は本気で社長を志す。外商という富裕層向けの営業を担当し、知り合った経営者の役に立ちたいと考え起業を決意。2011年社会保険労務士事務所を開業。
お客様の人事労務の困りごとは何でも解決するというポリシーのもと、とうかい逆求人(新卒採用)、さいてき、ネットの履歴書などの新サービスを次々に展開している。
2019年(令和元年)5月1日より名古屋駅前に移転。顧問先300社以上に対して、労務支援を行っている。

社会保険労務士法人とうかい https://www.tokai-sr.jp/
【名古屋本社】愛知県名古屋市西区牛島町5-2 名駅TKビル5F
【多治見事務所】岐阜県多治見市太平町6丁目19番地 SMCビル2F

Profile Picture