開業場所・社名の選定(建築編)

 独立開業に至るには、心構えそして資金の次に、開業場所、そして社名の選定についてお話しします。開業場所の選定については仕事の内容により大きく異なります。
本来なら仕事は、需要の有る物を、需要の有る場所を選んで、開業するのが一番良い事は誰でもわかりますが、ただ実際は自身の売れる物、売れる技術、もしくは売りたい物、売りたい技術を、自身の生活の拠点でスタートさせようとする方が多いと思います。地の利を生かすという点から考えれば、自身の生活拠点での開業も決して間違った選択では無いのも事実だと思います。その上でお客様の来店型の事業か、自身の訪問型の事業かによって選択は全く変わります。来店型であるならば当然、分かりやすく、目立つ場所を選択すべきです。目立つ場所であれば、宣伝効果も期待できます。
ただ、当然、目立つ場所は家賃も割高になってきますので、その辺も良く考える必要があります。訪問型であれば、目立つ事より拠点としての便利さや、毎月かかる家賃が安い事が優先されると思います。
 以前は、訪問型で事業を行っていた事もあり、オフィスにお金をかけて綺麗にする必要は無いと思っていましたが、ただ最近感じる事は、オフィスの場所や綺麗な事が、人材の採用にも大きく影響が出ると思っています。実際、人材を確保するためには、家賃がタダとしても、山奥でボロボロのオフィスでは難しいと思います。最低限の立地で出来るだけ綺麗なオフィスが良いと思います。あくまでも採用に関する要素の一員であり、本質では無いの事を理解して下さい。
 実際、私は数年前までは、訪問型で営業していましたので、山奥の自宅の敷地内にオフィスと工場を構えていました。ですが5年ほど前に来店型の営業に転換を目指し、国道沿いで解りやすい場所に移転しました。それからは、お客様には来店をお願いできるようになり、移動時間も減り、かなり効率も上がりました。そして、スタッフの採用にも有利に働いていると思っています。
社名に関しては、法律上最低限のルールを守れば後は自分次第です。開業に至るまでの色々な思いが有ると思いますが、実際は事業内容が解りやすく、簡単な名前が良いと思います。とにかく始めは覚えて頂くためには、解りやすく簡単、事業の内容が解ると良いと思います。
 開業時には自身の事業の形態と資金、そして力量をしっかり把握したうえで、事業計画を作成し、その計画に沿って行動する事が大切です。
  「開業場所は事業計画を基に選定し、社名は解りやすい社名を選定しましょう。」