第2回 資金の準備 自己資金か借入か?

社会保険労務士法人とうかいの久野勝也と申します。
第2回は資金の準備についてです。

起業は自己資金でやったほうが良いのか?それとも借りたほうが良いのか?

わたしは起業したらお金を借りたほうが良いと考えています。
ただお金を借りるなら必ず経営計画を作成することをお勧めします。

本来、起業とは先にやりたいことがあり、その夢や目標に向かってやっていくものです。それを「お金がないのに借りない」、「自己資金の範囲でやる」と選択した瞬間に夢や目標に絶対にとどかない事業になることがあるからです。

まず経営計画を作ります。そして事業をどうしたいか?何のために事業をやるか整理します。まだ事業もやっていないのにそんなの分からないと思うかもしれませんがそれでも考えに考え抜いて作るのです。

そうすると、このタイミングで人を採用しようとか、このタイミングで設備投資をしようとかいろいろなアイデアが浮かんできます。

そしてその計画が実行可能か?経営として成り立つかを検討します。

この経営計画は銀行融資を引っ張る際にも役に立ちます。銀行の担当者は貸したお金を返してもらえるかを考えていますが経営計画があれば融資をしてくれます。

それでもお金は借りたくない、借金をしたくないと考えている人はいるかもしれません。

それも一つの考えだと思います。

ただそもそもお金を借りない前提で事業を始めるとどうなるか?

それは事業に大きな制約が生まれます。これから大きなチャレンジをするのにこのお金の範囲内でやってくださいと言われている状態です。

つまり手持ちの金額から事業の大きさ、やりたいことを決めているのです。

だからこそ経営計画を作る。そしてお金を借りる必要があるか検証する。それが起業におけるお金を借りるのか借りないのかの決定の方法だと思います。

わたしは勤めていた百貨店を退職してすぐに起業しました。ありがたいことに退職金が貰える会社でしたので全額を開業資金にしました。子供も生まれたばかりでなんとなく家のお金を使いづらく、個人で貯めた300万円に退職金を合わせたお金でスタートしました。
事務所を借り、備品を購入し、社労士会に開業登録をし、税理士と顧問契約をする。人脈作りだといろいろな人と会って会食をしているうちにわずか3か月で準備していたお金はなくなりました。でもここで慌てることはありませんでした。経営計画でこれくらいのお金を使うことも想定していたし、そのお金の谷に備えて銀行からお金も借りていたからです。その結果1年半くらい経ったころから事業が安定してきました。お金を借りていなかったらわずか3か月で事業から撤退していました。

借金は失敗した時のマイナスのイメージが強いかもしれませんが、借金は事業を軌道に乗せる、起業を成功させるためのプラスのものでもあるのです。

起業をする際に自己資金か借入かお悩みのかたはまず経営計画を作成しましょう。そしてお金を借りたほうが良いのか検討することをおすすめします。

久野勝也

masaya hisano

社会保険労務士法人とうかい 代表

プロフィール

大学卒業後、大手百貨店に入社。入社当時は本気で社長を志す。外商という富裕層向けの営業を担当し、知り合った経営者の役に立ちたいと考え起業を決意。2011年社会保険労務士事務所を開業。
お客様の人事労務の困りごとは何でも解決するというポリシーのもと、とうかい逆求人(新卒採用)、さいてき、ネットの履歴書などの新サービスを次々に展開している。
2019年(令和元年)5月1日より名古屋駅前に移転。顧問先300社以上に対して、労務支援を行っている。

社会保険労務士法人とうかい https://www.tokai-sr.jp/
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